浦和レッズは3失点の船出となった。後半から出場したFW興梠のPKなどで2点差を追いつくも、DF遠藤とGK西川の連係ミスで決勝点を許した。3失点は昨年6月18日の広島戦に2-4で敗れて以来。ペトロビッチ監督は同点まで追い上げたことを評価しながらも、「ああいう失点があると、逆転するのは難しい」と厳しかった。遠藤は「自分のミス。反省しないといけない」と責任を背負った。

 前日練習で司令塔のMF柏木が脚を痛めて欠場。中2日で臨むACL初戦も出場は微妙な状況だ。DF槙野もACLを見据えて温存されるなど、昨季の主力が複数抜けた。そんな中、MF菊池、長沢ら新戦力が好連係を見せたことは収穫。菊池は「最終ラインに入ることもあるし、周りと関わって守備していかないと」と今後の課題を挙げた。敗戦の悔しさはまず、中2日で臨むACLで取り返す。