開幕を1週間後に控えた北海道コンサドーレ札幌は18日、熊本・大津町内で、Jクラブ2チームとダブルヘッダーの練習試合を非公開で行った。45分ハーフで行った1試合目はMF石井のゴール1本にとどまり1-2、35分ハーフの2試合目は0-0で引き分け、練習試合では6戦連続白星なし。開幕前に予定していた実戦を、すべて終えた。

 昨季チーム得点王のFW都倉は、1試合目にフル出場。「勝負事なので負けたことは悔しい」としながらも「個人としては、離脱して戻ってからは、良い形で状態が上がっている。来週はスプリントとか、パワーアップ出来ると思う」と開幕戦へ向け、仕上がりは順調だ。「まずは失点しない入り方が大事。0-0こそ自分たちの流れ」と、ポジティブ思考で25日の本番に挑む。

 四方田監督は「攻撃は良い形が出来ていた。結果は不満だけど、切り替えて来週の試合につなげたい」と、前を向く。都倉と同じく1試合目に出場したMF宮沢は「今は楽しみしかない。あとはチームとして、向かって行く雰囲気を作りたい」と、主将としての責任感をにじませた。【中島宙恵】