J2町田ゼルビアの相馬直樹監督(45)と選手らが22日、町田市役所を訪れ、石阪丈一市長を表敬訪問した。

 この日は開幕直前ということもあり、市役所1階で窓口業務を勤める職員約400人が、ゼルビア応援Tシャツを着用して仕事に臨み、1階はチームカラーの青一色に染まった。市の関係者によると、この取り組みは3年目だという。その職員らが参加しての激励会が、市役所3階で行われた。

 この日、表敬訪問に参加したDF深津康太(32)、FW鈴木孝司(27)、選手会長も兼任するMF井上裕大(27)の副主将3選手は、職員を前にあいさつし、応援を呼び掛けた。気合十分の深津は、マイクなしであいさつした。

 深津 こんにちは。ご支援、ご声援、いつもありがとうございます。今年もチーム一丸となって1試合、1試合、戦いたいと思います。

 16年8月に左アキレス腱(けん)を損傷し、復帰を目指す鈴木がマイクを握ると、市役所の職員から「孝司、足、治して!!」と声援が飛んだ。

 鈴木 ゼルビアウイークということもあって、皆さんもユニホームを着てもらって、すごい感動、感激しています。僕は今、ケガをしていますけど、今いるメンバー全員が、みんなの心を打つ試合をしますので、1人でも応援に来てもらうと、僕たちの力になりますので、よろしくお願いします。

 井上 今年は僕自身、選手会長もやることになりました。ピッチ内だけでなく、外でもチームを引っ張っていきたいです。

 相馬監督と選手、フロント陣は、市の職員と記念撮影して今季の共闘を誓った。【村上幸将】