FC東京が2日、J1第2節のホーム開幕大宮アルディージャ戦(4日午後3時、味の素スタジアム)に向けた一般非公開の練習を都内で行った。2日後を想定した布陣やメンバー構成で紅白戦を行い、攻撃陣は新加入のFWピーター・ウタカ(33)もまじえたシュート練習も行った。

 先月25日の開幕戦で昨季王者の鹿島に1-0で競り勝ち、敵地から10年ぶりに白星を持ち帰った。勢いに乗って開幕連勝といきたいところだが、相手は昨季開幕戦で敗れている大宮との再戦。0-1で敗れた借りを返すべく調整した、前大宮のMF東慶悟(26)は「鹿島に勝った後が大事。次も勝って今年の東京は違うと思わせたい」と話した。

 鹿島戦でスーパーセーブしてチームを救ったGK林彰洋(29)は、東京・東大和市生まれ。今季、鳥栖から加入して初の味スタでの試合へ「地元でできることはうれしいですが、結果を出せるようにしないといけない。鹿島戦では大勢のサポーターが後押ししてくれた。心強かったし、ホームではもっと増えると思う。期待に結果で応えたい」と2試合連続の完封を狙う。

 昨季途中にコーチから昇格した篠田善之監督(45)にとっては、初のホーム開幕戦。「選手みんなの状態はいい。大宮はしっかり組織だったチームだし、昨季の年間順位も我々より上(大宮5位、東京9位)。チャレンジャー精神で挑みたい」と意気込みを語った。