川崎フロンターレのMF中村憲剛(36)が、ホームで仕切り直しの「ジャスティス」を狙う。

 チームは3日、神奈川・川崎市内で5日のホーム開幕戦・鳥栖戦に向け調整。中村は、2月25日のアウェー大宮戦で今季1号を決め、新ゴールパフォーマンスであるお笑い芸人サンシャイン池崎の「ジャスティス」を、中継カメラに向かって披露したが、DAZNの中継には映らなかった。この日までにその理由が判明。中村が駆け寄ったカメラは、大宮の地元埼玉で生放送していたテレビ埼玉の中継カメラだったのだ。

 DAZNの中継に関わったスタッフによると、試合前から会議で「中村の新ゴールパフォーマンスは重要」と打ち合わせしていたという。しかし、中村はDF登里から「あのカメラにいきなよ」と指示され、テレビ埼玉の中継カメラに一目散に走っていった。DAZNのカメラも慌てて追ったが間に合わなかったという。試合終了後の会議で「なぜその瞬間を撮れなかったのか」が議題にあがったほどだったという。

 中村は「中継の大きなカメラに向かったんですけど…。これはだれも悪くない。まあ、強いて言えば登(登里)かな」と苦笑い。

 初ゴールパフォーマンスの“全国配信”が幻に終わってしまっただけに、等々力でのホーム開幕戦で仕切り直すしかない。

 ちなみに、登里は「憲剛さんにたくさん点をとってもらうために、次も違うカメラに誘導しようかな」とジョークを飛ばしていた。