アジア制覇を狙うガンバ大阪に、不安要素が出てきた。明日15日のACL1次リーグ江蘇戦(吹田S)に向け、13日は大阪・万博で練習を再開。急成長中のDF三浦弦太(22)が11日FC東京戦で左足付け根付近を痛めたため、練習を回避した。江蘇戦出場は、状態を見極めて決める方針だが、強行出場しても万全には程遠い。日本代表GK東口もこの日、11日に骨折した左頬骨の手術を受けており、数試合の欠場が確実。守備陣に故障者が続出する事態に陥った。

 清水エスパルスから今季加入した三浦は、日本代表ハリルホジッチ監督も注目しており、今月末のW杯最終予選2連戦で、初招集される可能性も急浮上していた。本人は、「着地をした時に痛めました。自分では、大丈夫だと思っています」と軽傷を強調。だが長谷川監督は「筋肉を伸ばしている」と明かし、欠場も想定してか「代わりに出る選手にとっては、逆にチャンス。しっかりやってもらいたい」と話した。

 チームは、1日に済州に1-4と大敗し、1勝1敗のH組3位。首位江蘇は確実に倒したい相手だが、22歳のコロンビア代表FWマルティネスやチェルシーにも在籍したブラジル代表MFラミレスらがおり戦力は強力だ。三浦欠場の場合に代役候補に挙がるDF丹羽は「いつ出番が来てもいけるように準備している」と気を引き締めた。【益子浩一】