ルヴァン杯ジュビロ磐田戦(12日)でフル出場したベガルタ仙台MF茂木駿佑(20)が、次節ホーム鹿島アントラーズ戦(16日)でリーグ戦初ゴールを狙う。13日、仙台市泉サッカー場で軽めのランニングを行いコンディションを整えた。次節はベンチスタートが濃厚だが、運動量の多い両翼の交代要員として出場に備える。磐田戦でゴールを外した悔しさを爆発させたい。

 2-0と快勝した磐田戦では、前半から左サイドで起点となりチャンスメーク。後半28分には、同じユース出身の佐々木匠(たくみ=19)の初ゴールに触発され左サイドを駆け上がり自らシュートを放ち相手ゴールを脅かした。「久しぶりのユアスタだったので気持ちも高ぶった。シュートを外してしまって頭が真っ白になってしまったんで」。外した悔しさは相当だったのか、リアクションの度が過ぎて相手がリスタート。一転、ピンチとなりかけたほどだった。

 リーグ戦の前節浦和戦で途中出場するも0ー7と大敗。「結果を残せなかった」と悔しさは募るばかりだが前を向く。「メンタルと体力の部分で継続してやっていければ。攻撃に絡んでゴールでアピールしたい」とゴールで鬱憤(うっぷん)を晴らす。【下田雄一】