ベガルタ仙台MF梁勇基(35)が、自身2年ぶりとなるゴールを挙げた。

 2点を失い苦境に立たされた後半20分。「もう1回、チームに勢いをもたらせたらいいなと」と決意して、梁はピッチに入った。同23分、いきなり役割を果たした。MF三田のクロスを受け、そのまま右足で押し込んだ。「しっかり集中して合わせられた」。勢いに乗った仙台は、一時逆転に成功した。

 結局、梁のゴールを勝利に結びつけることができず、引き分けに終わった。それでも、仙台は今季リーグ戦で初めて複数得点をたたき出した。梁も「人数をかければ、点が取れる。3点目もセンターバックのマス(DF増嶋)からだったしね」と、攻撃の活性化に手応えを口にした。