横浜F・マリノスは25日、横浜市内でルヴァン杯新潟戦(26日、ニッパツ)に向けた最終調整を行った。チームは敗れた22日のリーグ戦柏戦から、ルヴァン杯と合わせて2週間余りで5試合という過密日程のまっただ中。2連敗で勝ち点のないルヴァン杯は、ここまで若手をはじめ、リーグ戦で出場機会の少ない選手主体で臨んでいたが、モンバエルツ監督はこの日の練習後「明日(26日)はリーグ戦に出ている選手とミックスしたメンバーで戦う。これまでよりは経験のある選手が入る」と明かした。

 ルヴァン杯1次リーグは全6試合だが、新潟戦に敗れれば半分を残して、早々と敗退の可能性が高くなる状況だ。それだけに、今季はルヴァン杯のベンチ入りがなかったエースのMF斎藤学も、ベンチ入りが有力視される。過密日程に加え、斎藤は20日夜からの右ひざの違和感を訴えているが「ルヴァン杯は1度も出ていないし、試合に出たい。ホームだし、勝つためにしっかりプレーしたい」と、前向きに話した。柏戦では思うようなプレーができなかっただけに、実戦を通じて復調を目指している。

 モンバエルツ監督は「若い選手には経験が必要。彼らを信じて、成長していく機会を与えないといけない。その中で、経験のある選手も同時に入れることで、より安定した力を出せるようにしたい。(ルヴァン杯1次リーグ残り4戦全勝となる)勝ち点12を取れば勝ち抜けるだろう。1点も失いたくない」と、力強く話していた。