ベガルタ仙台は、プロ初先発のMF椎橋慧也(19)のプロ初ゴールで、2勝目を挙げた。

 1-1で迎えた後半23分。MF三田啓貴(26)が放ったFKに、椎橋は頭で合わせた。値千金のプロ初ゴールとなった。「今日はやってやろうという思いが結果に出た」と振り返った。

 プロ1年目の昨年1月に右足関節内くるぶし骨折。シーズンを棒に振ってしまった。「去年ケガでサッカーを離れていた。今年こそという思いで、勝利に貢献しようと思って臨んでいた」と、この試合にかけていた。

 渡辺晋監督(43)は椎橋について、「期待していた。今日は存分に発揮してくれた。Jの外国人と戦って肌感覚でつかめたのでは。非常に素晴らしい。彼の成長にも、チームの激しい競争にもつながる」と高く評価した。

 椎橋は「守備でやられた部分が何回もあった。ビデオを見て修正しないと」と、30日のアウェー清水戦でも活躍を目指す。