FC東京ユースFW久保建英(15)が、北海道コンサドーレ札幌戦にメンバー入りした。トップチームの試合でメンバー入りしたのは、初めて。

 久保は16年11月5日のJ3第28節東京U-23(23歳以下)-長野パルセイロ戦(駒沢)で、後半開始から出場し、15歳5カ月1日のJ最年少出場記録を打ち立てた。さらに4月15日のC大阪U-23戦で、前半38分に左足で決勝ゴールを決め、15歳10カ月11日のJリーグ最年少ゴール記録を達成した。

 久保は前日2日にU-20(20歳以下)W杯韓国大会(20日開幕)の日本代表メンバーに選出された。その際、ルヴァン杯札幌戦について聞かれた際「(メンバーに)選ばれるかどうか分からないんですけど、もし仮に選ばれ、出たら、選ばれた以上はチームの勝利に貢献するプレーが、したいですね」と意気込みを語った。

 また篠田善之監督が、他の選手との違いとして、うまいだけでなく点を決めるところと語ったことを記者から伝え聞くと「当然、相手のレベルも上がってきますし、決める難しさは上がるんじゃないかなとは思います。決めることに関しては正直、どのようなゴールでも1点は1点なので、そこは泥くさくこぼれ球だったりとか、切り返して左だったりとか、形を問わず貪欲にゴールを狙っていきたい」と、得点への強い意欲を口にした。【村上幸将】