北海道コンサドーレ札幌は4日、明日6日の第10節大宮アルディージャ戦(札幌ドーム)へ向け、札幌・宮の沢でボール回しやサイドからの攻撃などを確認した。前節磐田戦(ヤマハ)後に体調を崩したFW金園英学(28)は、元気な姿でフルメニューを消化。「諦めない限り、ゴールという結果は出るはず」と自身2年ぶりの得点へ、気持ちを高めた。

 故障から5試合ぶりに先発復帰した先月30日の磐田戦では、69分間出場。攻撃では相手ディフェンスを引きつけエース都倉の得点を助けたり、184センチの長身を投げ出す捨て身の守備で貢献したが「久しぶりの試合で、攻撃で良いところを出せなかった」と、自己採点は厳しい。試合後に体調を崩し、翌5月1日に帰道したチームから一足遅れて同2日に、遠征先から札幌へ戻った。

 ピッチ上では野獣そのものだが「自分、女子並みの体力なんです」と、冗談交じりで恐縮する。「札幌のように残留を狙うチームは、特に組織力が大事」。黒子役もいとわないストライカーは「目立たんとこで頑張るのも重要。それと自分の得点を両立していきたい」と、意気込んだ。【中島宙恵】