FC東京のFW前田遼一(35)が、一瞬の隙を突いて決勝ゴールを挙げた。

 後半27分、右サイドからDF徳永悠平(33)が上げたクロスに、ピンポイントで合わせてヘディング。前半から劣勢の時間が続いたが、少ない好機を生かして奪った1点を最後まで守りきった。前田は「前から守備することと『点を取ってこい』と言われていた」と、後半11分から途中出場する際、篠田監督から受けた指示通りの活躍を見せた。リーグ戦を含めて今季初得点となり「素直にうれしい」と話した。