完封勝利で混戦から抜け出す。なでしこリーグ、4位マイナビ仙台レディースは27日、ホームで2位長野を迎え撃つ。今節終了後リーグ杯に入るため、約3カ月間、リーグ戦は中断。折り返し前に、2位から5位は勝ち点1差以内という混戦から抜け出すため、6得点と好調な代表FW横山を封じたい。センターバック右のDF北原佳奈(28)は「完封する」と期した。

 24日の練習では、長野の得意技・カウンター対策に力を入れた。北原は「長野は攻守の切り替えがうまい。奪ったら横山選手にボールを入れてくる。そこをつぶせるようにしたい」と意気込んだ。

 越後監督が「なでしこのGKなら止められない」と驚くキック力も封じる。横山には昨年7月のリーグ戦で、ハーフウエーライン付近からの直接FKで決勝弾を許した。代表でともにプレーした相手エースは7月に独1部フランクフルトに移籍するため、今季ラストマッチになる。北原は「得点能力が高い。毎回(横山が)起点になるから、絶対にやらせないのが勝敗の鍵」と語った。