北海道コンサドーレ札幌は16日、札幌・宮の沢で明日18日の第4節V・ファーレン長崎戦(札幌ドーム)へ向けた練習を行った。3試合連続ボランチで先発しているMF深井一希(23)が、同期対決を待望した。長崎MF中原彰吾(23)は札幌下部組織時代からの同期。札幌からの期限付き移籍ながら、契約上、同チームとの公式戦出場の制限はない。深井は「ショウゴ出られるんですか? 出て欲しいですけどね」と、ピッチでの再会を心待ちにした。

 小学生時代からの戦友だ。札幌U-12、15、18を経て、13年シーズンにGK阿波加ら6人でトップチーム昇格を果たした。深井が先にプロ初出場。初得点は中原に先を越された。互いに刺激しあってきた良きライバルだ。G大阪へ移籍した中原は昨季第33節札幌戦でベンチ入り。出番なく終わり、当時ケガで離脱中の深井と初の直接対決は実現しなかった。今季移籍の長崎で前節途中出場。札幌出身の2人が地元のピッチで顔を合わせる。

 今季初勝利をかけた戦いへ「勝ちを取れれば自信になる。失点ゼロで頑張りたい」と深井。心待ちにする一戦を、白星で飾る。【保坂果那】