浦和レッズはホームで北海道コンサドーレ札幌と対戦し、0-0で引き分けた。

 大槻毅暫定監督の指揮で最後となった一戦。引き継ぐオズワルド・オリベイラ新監督も視察した中、序盤から押した。前半10分には正面約20メートルの好位置からFKを得てMF柏木陽介主将が直接狙うも壁に当たった。20分には右CKがDFに当たったボールに反応したMF遠藤航がゴール至近距離から右足ダイレクトで狙うも、GK正面。細かなパスワークで札幌DFを崩し柏木やFW武藤雄樹が積極的に狙うも、最後でわずかに合わず無得点のまま前半を終えた。

 後半に入っても浦和の攻勢は変わらない。13分には柏木のスルーパスに反応したFW興梠慎三が抜け出し、飛び出してきたGKをいなすやわらかなシュートでネットを揺らした。だがわずかにオフサイドと判定され、得点は認められなかった。

 札幌の倍近い17本のシュートを放ったが最後までゴールには結びつかず、勝ち点1を分け合った。大槻監督は4月2日の就任からルヴァン杯を含めて公式戦6戦を4勝2分けの無敗で終えた。試合後は「勝ちまで持っていけたという思いが強い。ゴール前のクオリティーはもの足りなかった」と最後まで満足はなかった。