セレッソ大阪は0-3と完敗し、後半戦へ向けていきなりつまずいた。日本代表としてワールドカップ(W杯)ロシア大会を戦ったMF山口ら、豊富なタレントをそろえながら攻守に精彩を欠いた。山口は「相手より走れなかったのが、一番の敗因。序盤から相手に勢いがあった」と、さえない表情で振り返った。

 攻め方も単調だった。前半はMF清武を中心に中央突破を図ったものの、中を締めた相手に阻まれた。ならばと、後半はサイド攻撃に切り替えたが安易。攻め手を読まれてゴールに迫れなかった。首位サンフレッチェ広島との勝ち点差は14に開き、逆転優勝には厳しさを増し始めた。FW杉本は「連係のフィーリングは良くなっている。あとはどれだけ結果として出せるか」と前を向いた。