2位FC東京が、14位の柏レイソル相手に痛い黒星を喫した。

 前半は0-0だった。東京は、柏から期限付き移籍中のエースFWディエゴ・オリヴェイラが出場できない契約。これまで途中出場で結果を出してきた永井とリンスが先発2トップを組んだ。対する柏は出場停止明けのDF鎌田が先発復帰して試合に入った。

 東京はその永井の快足、MF東の直接FKなどでゴールを脅かすが、得点ならず。柏もスピード抜群のFW伊東、好調のFW江坂を中心に攻めたが、ゴールは遠かった。

 後半は東京ペース。右サイドバック室屋と永井、リンスを中心に一方的に攻め立てたが、打てども打てども枠をとらえられない。反対に、柏がワンチャンスをものにする。耐えて耐えてカウンターを発動。0-0の後半32分に右サイドの伊東が、またぎフェイントでDFを右にかわしすぐセンタリングを上げると、ファーサイドにいたMF瀬川が右足でオーバーヘッドシュート。GK林が1歩も動けない華麗なゴールで先制に成功した。

 前節(対ガンバ大阪、1-2)に続く連敗を避けたい東京はFW富樫、DF太田、MF平川を立て続けに投入するが、1点が遠い。このまま試合終了。柏はW杯中断明け1勝5敗と低迷していたが、敵地で上位相手に大きな勝ち点3を手にした。