川崎フロンターレが17日、神奈川・川崎市内で19日の首位サンフレッチェ広島との直接対決に向け調整を行った。

 2位川崎Fは台風の影響で広島より1試合消化が少ないが、広島との勝ち点差は9。連覇のためには、何としても勝ち点3が必要になってくる。中3日の連戦が続き、この日の練習はリラックスゲームでの軽めの調整だった。鬼木達監督は「中断明けから、自分たちのサッカーの形を貫いている。首位相手にどこまでやり続けられるか」と勝敗のカギを挙げた。

 広島も川崎Fもリーグでの総失点は16で最少失点タイ。得点は広島がリーグ最多の36に対し、川崎Fは29得点で6位タイだ。前節鳥栖戦は、25本のシュートが空砲に終わったが、中央、サイドと多彩な攻撃で相手を崩していた。堅守の相手に、指揮官は「あとは決めるかどうかの所までは来ている。あまりナーバスになり過ぎる必要はない」と話した。昨季は9月に首位鹿島と最大8差離れていたが、無敗を続け最終節に逆転優勝している。昨季の経験を生かし、首位相手にチームの底力を見せる覚悟だ。