北海道コンサドーレ札幌に来季加入する特別指定選手のMF高嶺朋樹(21=筑波大)が8日、公式戦デビューを心待ちにした。

チームはこの日、札幌・宮の沢で10日のルヴァン杯湘南戦(札幌ドーム)に向けて練習を行った。3月22日に来季加入の仮契約を締結。同29日に特別指定選手に認定されてから早くも訪れるチャンスに「このような環境を与えてもらってうれしい」と話した。

この日は仮契約後、初めて本格的な練習に参加。7対7の実戦形式では積極的にボールに向かい激しく競り合う場面もあり「思ったよりできて、ルヴァン杯でやれる自信はあると感じた」と手応えは十分。札幌U-18出身でユース時代の後輩であるDF浜とMF藤村の存在に「また一緒にできる」と楽しみにした。

大学ではボランチを務める。今季のルヴァン杯2戦で同位置スタメンのMF小野、中原はけがのため別メニュー。手薄な状況のためいきなりスタメンの抜てきもあり得る。5月に教育実習を控える大学生プレーヤーは「ボールのキープ力とか自分の特徴を出してチームに貢献したい」。再び袖を通す赤黒のユニホームでインパクトを残す。【西塚祐司】