フィットネスクラブなどを展開する「RIZAP(ライザップ)」傘下の湘南ベルマーレと、フリーマーケットアプリ大手「メルカリ」の経営権取得が発表された鹿島アントラーズの一戦は、コンディションで優位に立った湘南が競り勝ち、しっかり“結果にコミット”した。

前節から2週間ぶりの試合となった湘南は、中2日の連戦となった鹿島を走力で圧倒。0-0で折り返したが、後半4分、MF杉岡の左クロスにFW山崎が合わせて先制。続く7分には、カウンターから杉岡がシュートを狙い、こぼれ球をFW野田が押し込んで、わずか4分で突き放した。

その後鹿島に2点を追い付かれたが、最後まであきらめなかった。後半51分、左CKからファーサイドのDF坂が頭で合わせた。ラストワンプレーをモノにした湘南が、夏休みのスタジアムを埋めた観客に勝利を届けた。

ACLの影響で延期となっていたリーグ戦を水曜日に消化したばかりの鹿島は、チーム全体の動きが重かった。観戦に訪れたメルカリの小泉文明社長(38)には、2試合連続で勝利を届けることはできなかった。