23日のガンバ大阪戦をもって現役を引退した、鹿島アントラーズの元日本代表DF内田篤人(32)が24日、オンラインで引退会見を開いた。

前日の試合後のセレモニーでは、2人の子どもと慣れ親しんだカシマスタジアムを一周。戦う男の顔からパパの顔になり、子どもたちに笑顔を向けたり、変顔をする姿がみられた。

会見で内田は「娘が昨日、サッカーおしまいになって一緒に遊べるって喜んでいました」と明かし、引退してまずやりたいことを聞かれると「子どもの幼稚園のお迎えです。これからは手をつないで一緒に、幼稚園のお迎えができたら最高かな」と話した。

また、セレモニーでシャルケのユニホームに身を包んでいた第2子については「どこかに男の子って書いてあったけど、2人とも女の子です」と明らかにした。試合会場では子どもについて、報道陣に「長女と長男」と伝えられていたが、出生自体が非公表だったこともあってクラブ内で情報が入り乱れ、伝言の手違いがあったという。

そんな2人を産んだ妻は、小学生時代からの幼なじみ。「奥さんは、小学校、中学校のときは、昼休みにサッカーをしているのを丸太の上でよく見ていたし、サッカーをしている姿を見せることはできなくなったけど、小さいときから僕がボールをおっかけるのを見守ってくれていたし、プロになっても、小さかったときと同じような顔で見てくれていました」と懐かしんだ。