J1で最下位に沈む大分の原靖強化部長は6日、解任を示唆したシャムスカ監督の進退が先送りとなったことを明らかにした。同部長は「次節は(指揮を)執ってもらう。その後に関しては今は言うことはない」と話した。12日の磐田戦(ヤマハ)の結果と試合内容を見てから、今後の去就を決断する方針。

 同部長は5日に行った監督との会談を踏まえてクラブ幹部と協議。更迭に踏み切れなかった理由として「(監督の)続投への意思がより強かった」と説明し、後任探しに関しても「この惨状の中で相手の理解が得られるかどうか」と難航している状況を明かした。

 大分は4日に前節まで16位だった千葉に敗れ、13連敗。試合後、同部長は「根本的に変えないといけない」と指摘し、監督の去就に言及していた。