日本サッカー協会の審判委員会が24日、誤審を認めた。高山啓義審判が主審を務めた22日の柏-横浜戦(国立)で、同主審が横浜MF山瀬功治に出した2枚目の警告がミスジャッジだったと明かした。

 松崎康弘審判委員長は「高山本人に確認し、私もビデオで確認しましたが、あの場面は山瀬のシミュレーションではなく、柏選手のファウルです。山瀬はユニホームを引っ張られ、それでも前に行こうとしたが、倒れた」と話した。審判委員会は、高山主審に対し、Jリーグ第24節とナビスコ杯準決勝の、計2試合の割り当てなし処分を出した。犬飼基昭会長の指示を受けた同委員会は今後、審判へのペナルティーの基準を作り、明文化する予定だ。