元日本代表FW中山雅史(42)のJ2札幌入りが23日、札幌と磐田から発表された。11月の戦力外通告から札幌入りが決まるまでの経緯は以下の通り。

 ◆11月9日

 磐田のクラブハウスで吉野博行社長(61)と約1時間会談し、戦力外通告を受ける。

 ◆11月10日

 磐田が契約を更新しないことを発表。

 ◆11月12日

 磐田の練習場で退団会見。「こんな年になりましたけど、まだまだサッカーがうまくなりたい」と現役続行に意欲を示す。

 ◆11月14日

 J2熊本から正式オファーを受けたことが明らかになる。

 ◆11月17日

 静岡県社会人1部リーグ藤枝MYFCが獲得に乗り出すことを正式に発表。

 ◆11月21日

 JFLの町田ゼルビアから正式オファーが届く。

 ◆12月1日

 JFLのV・ファーレン長崎の小嶺忠敏社長(64)が獲得意欲を示す。

 ◆12月2日

 中山の代理人・高井竜司氏(46)が札幌の強化担当者と初交渉。

 ◆12月3日

 札幌の石崎信弘監督(51)が猛烈ラブコール。「プロ意識とかも含めて素晴らしい選手。戦力としても、精神的な柱としても必要な人。ぜひ、来てほしい」。

 ◆12月5日

 J1最終節の神戸戦で出番なし。試合後にサポーターにあいさつし「中山コール」を受ける。

 ◆12月9日

 横浜FCがオファーを出すことが明らかになる。

 ◆12月10日

 長居スタジアムでの合同トライアウトに参加。15分ハーフのミニゲームでピッチを走り回る。「非常に内容の濃い30分間だった。『0円提示(戦力外通告)』を受けた選手たちが、この30分にかける思いというのを感じた」

 ◆12月18日

 磐田で最後の練習。ミニゲーム大会で優勝し「気持ちよく終われた」。

 ◆12月22日

 熊本の高木琢也新監督(42)が就任会見ラブコール。「チームにとってトータル的に必要な選手」。

 ◆12月23日

 磐田と札幌から札幌加入が発表された。