経営再建中のJ2東京Vを運営する東京ヴェルディホールディングス(VHD)の株式取得を検討していると、情報通信関連企業のネクシィーズ(本社・東京都渋谷区)が19日、明らかにした。

 取得する株式数や時期などは未定。東京VHDの過半数の株式を取得すれば、東京Vの経営権を握ることができる。

 東京VはJリーグの管理下で経営再建を図っているため、東京VHDの渡貫大志社長、ネ社の近藤太香巳社長らが同日、Jリーグ事務局を訪れ、東京Vの運営について話し合っていることを説明。Jリーグの鬼武健二チェアマンは「細かい話はしていないが、ネ社が東京Vに興味を持ってくれているのはいいことだ」と述べた。

 実質的にクラブの経営譲渡となる場合、Jリーグ理事会の承認が必要となる。東京Vは昨秋に日本テレビが経営から撤退し、東京VHDが引き継いだが、スポンサー集めなどで苦心している。