Jリーグ準加盟のSC相模原(神奈川県1部)が5日、横浜・戸塚区のLEOCトレーニングセンターでJ2横浜FCに挑戦した。1日に相模原市が全国19番目の政令指定都市となって初の試合は、前半3分に元甲府のMF鈴木健太(24)のゴールで先制。しかし、横浜FCにFWカズのPKなど次々と得点を奪われて1-3で逆転負けした。

 25日の神奈川県リーグ開幕までは、Jクラブや大学チームと週2試合の練習試合を予定。元日本代表で、横浜FCにも所属した同クラブの望月重良代表(36)は「今はチーム力の底上げが重要。試合をして経験を積みたい」と話した。

 準加盟は認められたものの、Jリーグまでは普通ならば県1部、関東2部、同1部、JFLと最短で5年はかかる。クラブは今季の飛び級制度(地域リーグ以下のクラブを特例で地域リーグ決勝大会に出場させる制度)を申請する予定で、最短で2年後のJリーグ入りを目指す。