鹿島DF岩政大樹(28)が「年内全勝」でV逸の借りを返すことを誓った。前日の20日には、神戸と引き分け、名古屋の優勝決定を許してしまった。一夜明けた21日の練習後も「(優勝を報じる)テレビも新聞も見ていません」と4連覇を逃した悔しさを言葉ににじませた。それでも「中2日で(23日)磐田戦があるのが今回は幸いだと思う。次の試合に気持ちを切り替えられるから。ホームでも2試合あるし、全部勝ちたい」とリーグ戦残り全勝に目標を切り替えた。

 さらには「名古屋が昨日リーグ優勝を決めた今は、ナビスコ杯で磐田が優勝した印象は比較的薄くなっている。サッカー界はどんどん先に進む。すぐに次のタイトルがあるのだから、それを取りさえすれば、鹿島が強いという印象を取り戻すことはできる」とも。12月25日の準々決勝で、因縁の名古屋と対戦することが決まっている天皇杯にも、照準を合わせた。