<地域リーグ決勝大会:レノファ山口3-2SC相模原>◇最終日◇23日◇ひたちなか◇1次ラウンド

 まさかの逆転負けでJFL昇格を逃した相模原の望月重良監督(37)は「甘かった。出直します」と話した。開始10秒で元湘南のFW森谷佳祐(24)が先制。前半7分にも森谷が決めて、楽勝ムードが漂った。しかし、後半23分に失点。同33分に同点ゴールを奪われると、同42分に逆転弾まで浴びた。「倒そうと思ってくる相手をはね返す力はなかった」。望月監督は厳しい表情で言った。

 08年に創立し、県3部から2部、1部と昇格。県リーグのクラブとして初のJリーグ準加盟も果たし、日本協会の優遇措置でJFL挑戦の権利も得た。元東京VのFW船越優蔵(33)、福岡や神戸で活躍したMF古賀誠史(31)らJ経験者をそろえた豪華布陣。すべてが順調だった。しかし、負けた。「上ばかりを見ていた。もう1度、みんなに愛されるクラブを目指したい」。望月監督は決意を込めて言った。