<Jユース杯:東京3-0新潟>◇決勝トーナメント2回戦◇12日◇東京ガス深川グラウンド

 東京の先制点は、右サイドのDF広木雄磨(18)のアシストから生まれた。前半8分、攻撃参加するとゴールライン寸前までドリブルで持ち込み、ゴール中央へコース、高さ、速さとも絶妙なクロス。これをFW武藤が頭で決めた。

 「今後、サイドバックとして成長するには必要だと思い最近、練習でも、あのセンタリングはよくチャレンジしてました」と広木。積極的な攻撃参加、粘り強い守備、165センチの身長と、誰かにそっくり?

 「ええ、あのアグレッシブさを見習いたいです」と、トップチームからセリエAチェゼーナに移籍したDF長友を目標にする。

 来季、トップチームはJ2に降格する。「選手は動揺し、気にしていた」と話す倉又寿雄監督(52)だが「トップチームの分もユースが頑張って今年は取れていないタイトルを取りたい」と連覇を目指す。