<なでしこリーグ:浦和1-1INAC神戸>◇第15節◇30日◇NACK

 浦和が試合終了間際に追いつかれ、金星を逃した。前半19分、MF岩倉三恵(27)が先制。「相手DFが1歩前に寄ってきたのが見えた」と背中越しに動きを察知し、見事な反転から右足を振り抜いた。首位INAC神戸相手でも5連勝中の勢いを継続。村松浩監督(52)の「両サイドが積極的に攻撃に出てくるので、その裏のスペースをつくこと」との狙い通り、サイドから主導権を握った。後半44分の同点に無念の表情を浮かべた指揮官だが「自分たちのやり方で戦えたことは自信がついたし、浦和のプライドや意地は見せられた」と手応え。得点した岩倉も「全女(全日本女子選手権)ではINACに勝ってタイトルをとりたい」とリベンジを誓った。