<サッカー・大学日韓定期戦デンソー・カップ:全日本大学選抜2-1全韓国大学選抜>◇25日◇東京・国立競技場

 延長ロスタイムの劇的な勝利をお膳立てしたのは、センターバックの栗山を中心にした守備陣。終盤は全韓国大学選抜に一方的に押し込まれたが、DF車屋、守備的MFの谷口らとの連係の取れた守りで体格やスピードで上回る相手を封じ込んだ。

 最優秀選手に選ばれた栗山は「縦に速い韓国の攻撃にうまく対処できた」と会心の表情。守備の奮闘に応え、土壇場で決勝点を決めたMF泉沢は「あの位置は大学でもいつも練習している場所。落ち着いて蹴れた」と値千金のゴールを喜んだ。