<プレナスなでしこリーグ:AS狭山0-3日テレ>◇第11節◇22日◇川越

 AS狭山は前半を0-0で折り返すも、後半3失点して敗れた。渡辺英豊監督(41)が「前節の浦和戦よりはうまくボールを運んで落ち着いてプレーができた」と振り返るように、試合開始から守備から攻撃の切り替えを速くし、細かいパス回しでゴールに迫った。相手GKのトラップミスや、シュートがゴールライン上でクリアされるなど、惜しい場面の連続だった。FW渡辺彩香(23)が「前半1点決めていれば結果も変わったと思いますが、後半はかなり疲れて走れなかった」と反省するように、後半は突破した選手へのサポートも少なく、攻撃が単発に終わってしまった。

 次節は前回対戦で2-3と善戦した首位INAC神戸が相手。この日も多くのチャンスを演出したMF薊(あざみ)理絵(23)は「前がかりに来るイメージもあるし、サイドバックがあがったスペースを攻守の切り替えを速くしてつきたい。1歩でも速く動いてゴールに向かいます。私も点をとって勝ちたい」と意気込んだ。