サッカー女子のプレナスなでしこリーグで4連覇を目指すINAC神戸が30日、神戸市内で始動した。冷たい雨が降る悪天候の中、選手は約2時間の練習でパス回しやミニゲームを行った。

 今季から新しく就任した前田浩二監督は初日を終え「選手はプレーの質が高く、やる気に満ちあふれていた。どういうサッカーをするのかを描いていき、取り組んでいってもらいたい」と語った。

 昨季リーグ得点王のゴーベルヤネズや池笑然ら主力が抜け、新たに18歳の若い選手5人が加わった。

 新たな顔ぶれとなり、日本代表MFの澤穂希は「ここはプロの戦場。もう高校生ではないので食らいついてきてほしい。自分もプレーで経験を伝えていきたい」とベテランとしての使命感を口にした。