<仙台20周年記念試合:ユベントスOB5-4仙台OB>◇17日◇ユアスタ

 ザックジャパンを支えた矢野大輔通訳(34)が、主役の座を奪った。

 来日したユベントスOBチームに同行していた矢野氏は、ユニホームやスパイクを借りて後半41分から途中出場。4-4で迎えたロスタイム、右サイドで得たFKのチャンスに、仙台OBのDFとして出場した渡辺晋監督(40)の背後から頭で飛び込んだ。

 15歳からセリエAを目指してイタリアに渡り、22歳までプレーしていたという通訳が1万1759人のサポーターの前で決勝ゴール。「こんなにたくさんのお客さんの前で試合をしたのは初めて。しかもゴールを決められて最高にうれしい」と笑顔が絶えなかった。