名古屋は22日、愛知・豊田市内で東日本大震災により休止していた練習を再開した。この日、大震災後に家族に会うため自宅のあるフランスに一時帰国していたドラガン・ストイコビッチ監督(46)も再来日。同監督は練習前に、母国セルビアから寄せられたメッセージ入りの日の丸を選手に見せ、日本への熱い思いを伝えた。

 同監督は「これは(セルビアの)ベオグラード市民からいただいたもの。すべて日本のみなさんを支援する内容のものです」と説明した。

 練習再開前には、久米一正ゼネラルマネジャー(55)が全選手、スタッフを前に訓示。「ここからは、一気に試合に入れるようなコンディション作りをしてもらいたい」と、被災者などに配慮しながらも、プロとして試合で100%出し切る姿勢を強調した。