<ナビスコ杯:G大阪3-1磐田>◇準々決勝◇5日◇万博

 G大阪が3年ぶりの4強に進出した。昨年王者の磐田に先制されたが、前半43分にMF佐々木勇人(28)がグラウンダーのミドルシュートを決めて同点。後半22分にFWラフィーニャ(24)のゴールで勝ち越すと、31分にはオウンゴールで加点して3-1で勝利した。

 1度は先発が発表された主将のMF明神智和(33)が、試合前のウオーミングアップで右太ももを痛め離脱。急きょ右膝靱帯(じんたい)損傷から復帰したばかりのMF橋本英郎(32)がスタメン出場し、攻守に献身的に動いた。

 西野朗監督(56)は「思わぬアクシデントがありましたから、スタートからいい流れで入れるとは思っていなかった。前半はリズムに乗りきれなかったけど、中盤を意識して慌てず、スイッチ(交代)した選手も活躍してくれた」と満足した表情。07年以来2度目の優勝へ向けて、9日の準決勝では浦和と対戦することになった。