監督問題で混乱するG大阪の新体制決定が、越年する可能性が高まった。

 98年W杯フランス大会メンバーで、来季の新監督就任で合意していた元日本代表FWの呂比須ワグナー氏(42)の監督登録が日本協会に拒否され、前日16日に完全に消滅したことが判明。同氏はヘッドコーチ就任が濃厚となり、現在はブラジルに渡っている山本強化本部長が緊急的に暫定監督の選定作業を行っている。

 17日、大阪・万博のクラブハウスで取材に応じたG大阪の強化担当者は「まだ何も進展はありません」と説明。山本強化本部長は週明けに帰国予定で、3人いる候補者から慎重に暫定監督を一本化させる方針だ。

 監督問題の長期化は避けられない状況で、年明けにも正式発表になりそうだ。