浦和は3日、さいたま市内の大原グラウンドで午前と午後に、約2時間ずつの2部練習を行った。午前は4人ずつの3グループ計12人で、縦への精度を高めるパス練習が中心。午後はハーフコートを使った8対8の戦術練習で「ワンタッチパスサッカー」の徹底をはかった。

 昨年までは、ほとんどなかった連日の2部練習での疲労からか、この日はFWポポ(33)が右太もも、DF野田紘史(25)が右足首を痛め途中離脱。それでもペトロビッチ監督(54)は「疲れているとは思うが、意欲を持って続けてくれれば短い期間で完成度は高まると思う。サッカーはハードなスポーツ。出来る選手が続けていけばいい」と充実の表情。広島時代からの“ミシャ・チルドレン”MF柏木陽介(24)も「練習で(監督から)ブラボーが多く出てきた。怒った後でも優しく接してくれるのが良いところ」と笑った。