鳥栖が15日、佐賀県鳥栖市内で今季の練習を開始した。

 尹晶煥監督は「爽快にスタートを切れて気分がいい。(選手の状態は)思ったより悪くない」とすがすがしい表情で話した。

 新加入選手も交えた練習は和やかなムードだったが、メニューは濃密だった。午前中にシャトルラン、午後も約1時間走った後にミニゲームなどを行った。主将の藤田直之は「いよいよだな、という気持ち。一番しんどいけれども大事な時期」と気を引き締めた。

 昨季5位と健闘を支えた体力の強化が2月1日に始まるキャンプまでの大きなテーマとなる。16日からは早朝練習も加えた3部練習となり、29日まで休日なしで実施する。ハードな日程にも、昨季19得点の豊田陽平は「きついと思いますけど、鳥栖恒例。嫌でも強化される。練習に身を委ねるしかない」と覚悟していた。