<J1:大宮2-1広島>◇第10節◇6日◇NACK

 首位の大宮は広島と対戦し、後半22分にFWノバコビッチのヘッドで先制するも、同33分に広島FW佐藤寿にゴールを許した。

 中5日の広島に対し、中2日の大宮は運動量が少なく、ノバコビッチとズラタンにボールが収まらない。佐藤寿の飛び出しを警戒してか、DFラインもやや低く攻守の切り替えも遅かった。

 後半39分、広島DFのクリアミスを交代で入ったFW富山が頭で押し込み勝ち越し。しかしこの時、広島GK増田と交錯。ともに頭を強打しグラウンドに倒れ込んだ。富山は担架で運び出される時に手を動かしたが、増田は倒れたまま。手足を動かすシーンもあったが、頭を打っているため担架にも乗せられずその場で応急処置が続けられた。頭を固定された上で、グローブとシューズは脱がせられた。チームドクターがすぐに治療し、救急車がピッチ内に入り搬送。広島サポーターだけでなく、大宮サポーターからも増田コールが起きた。

 救急車で搬送後、後半39分から再開。大宮は守りきり2-1で21戦無敗を達成した。