ACLで日本勢の本戦出場枠が来季から削減となることが29日、分かった。アジア・サッカー連盟(AFC)が各国・地域への枠の配分方式を変更するためで、現行の4枠から2枠となる可能性もある。来季の日程や出場枠は11月に正式に決まる予定。

 AFCは過去4年間の国際大会でのクラブ、代表チームの成績を反映した各国・地域のランキングを新設し、これに基づいて出場枠を決める。ランキング算出のためのポイントはクラブ7、代表3の割合で点数化するため、2008年のG大阪の優勝の後、ACLで低迷する日本には逆風になる。

 関係者によると、原則的にランキングで日本が入る東地区の1、2番目には本戦出場枠3が与えられ、1チームは予選から出場する。3、4番目なら本戦出場枠が2となり、2チームが予選を戦う。日本は東地区で4番以内に入る見通しで、韓国、オーストラリア、中国と上位を争う。

 ACL予選は2月に行われる見通し。来季のJ1は2ステージ制とポストシーズンの導入で日程はさらに過密になるため、リーグ側は対応に苦慮している。