<J1:清水1-3鹿島>◇第21節◇23日◇アイスタ

 試合序盤は、鹿島が優位に展開した。前半11分にカウンターから、最後はMF小笠原が強烈ミドル。同23分にも、再びカウンターからFWダヴィがポスト直撃のシュートを放った。

 しかし、均衡を破ったのは清水だった。同31分、左クロスからFWノバコビッチからMF石毛とつなぎ、最後はゴール中央に走り込んだFW大前が公式戦3試合連続となるゴールで先制のネットを揺らした。

 一方、現在3連勝中の鹿島も黙っていない。後半16分、MFカイオが倒されて獲得したPKをMF小笠原が冷静に決めて同点とした。ところが、直後の同18分にDF植田が2枚目の警告を受けて退場。再び清水に流れが傾くかに見えたが、同22分に清水のDFイも一発退場。数的同数となると、大きな2点目を奪ったのは鹿島だった。

 同23分、ゴール前のFKを小笠原が直接決めて勝ち越しに成功。続く同27分にも、ダヴィが頭で決定的な3点目を決めて勝負あり。鹿島が今季初の4連勝。清水は今季4度目の連敗となった。