＜Ｊ１：大宮２－１鹿島＞◇第２３節◇１３日◇熊谷陸

　１７位大宮が５月６日の東京戦以来、リーグ戦１１試合ぶりの勝利を挙げた。３位鹿島を相手に前半３４分、新人ＭＦ泉沢仁（２２）のシュートのこぼれ球をＦＷムルジャ（３０）が押し込んで先制。

　後半２４分にＣＫから鹿島ＤＦ昌子源（２１）に同点ゴールを決められたが、同２９分にＤＦ高橋祥平（２２）が値千金の決勝点を突き刺した。成績不振により大熊清前監督が解任され、急きょ就任した渋谷洋樹監督（４７）にとっては初のリーグ戦で会心の勝利となった。

　一方の鹿島は終始追う展開を強いられ、敵地とは言え格下大宮に敗戦。リーグ戦では５月１０日の川崎Ｆ戦以来、１０試合ぶりとなる痛恨の黒星を喫した。