<J1:G大阪3-1神戸>◇第33節◇29日◇万博

 G大阪が、ついに首位に立った。神戸との“関西ダービー”でFW宇佐美貴史(22)が、2ゴール1アシストの大活躍でガンバに勝利をもたらした。

 先手を取った。前半37分、FW宇佐美が右サイドからのパスを受け、ゴール左側へ流し打ち。先制ゴールを奪った。同43分に宇佐美は、FWパトリックの2点目をアシスト。勢い止まらず、後半4分には、FW宇佐美がこの日2ゴール目で試合を決めた。

 全得点に絡んだ宇佐美は、インタビューで浦和が鳥栖に引き分けG大阪の首位を聞かされた。

 「(優勝へ)来たな、という感じ。何が起こるか分からないのがサッカーだし、絶対勝って、あと(最終戦)1試合優勝を決めてから喜べると思うので気を抜かないようにしたい。ここ最近、リーグ戦でゴールを奪えずチームの足を引っ張っていたので、いい時間帯(の得点)でもあり、チームに勢いをつけるゴールだった」とホッとした様子だった。

 泣いても笑っても残り1試合。12月6日に徳島戦に臨む宇佐美は「勝ち続けないと優勝はないし、勝利に貢献することだけ。自分のゴールでG大阪を優勝させられるように頑張りたい」と鼻息を荒くした。