東京を運営する東京フットボールクラブは22日、来年2月1日付で代表取締役社長が交代する新役員人事が内定したと発表した。

 11年2月から4期、クラブのトップを務めた阿久根憲司社長(53)が退任し、大金直樹常務(48)が昇格。前身の東京ガスサッカー部出身者では初の社長(5代目)となる。この人事は同1月30日の取締役会で正式承認される。

 東京都小平市のクラブハウスで会見した大金氏は「経験者だからこそ出来ること、反対に足りないことがある。リーグ9位だったチームを優勝に導くことが使命で、将来的には20年の東京五輪に選手を輩出したい」と意気込みを語った。

 出向元の東京ガスに戻る予定の阿久根氏からは「今季14戦負けなしだった時は間違いなくチームとして一体感があったが、最後に失速したのは16年間で経験がないから。来季の2ステージ制は我々に追い風だと思っているし、経験を生かし、創造的破壊を繰り返してタイトルを取ってほしい」とエールを送られた。