来季からJ1に復帰するJ2山形は24日、仙台DF渡辺広大(28)と湘南DF宇佐美宏和(27)の完全移籍での加入を発表した。

 山形は今季途中でセンターバック(CB)の西河とジュヨンが故障で相次いで離脱するなど、本格的なCB獲得が急務となっており、渡辺のJ通算170試合の豊富な経験と180センチの高さや対人の強さを高く評価し、J1昇格決定前からオファーを出していた。

 渡辺は市船橋から05年に当時J2の仙台に加入。08年は守備の要としてJ1昇格に貢献した。J1通算85試合5得点、J2通算85試合4得点。クラブを通じ「山形のJ1昇格には感動すら覚えた。あのファイティングスピリッツ、一体感で共に戦いたい」とコメントした。

 また、宇佐美獲得で層が薄いサイドバックの補強も実現させた。

 宇佐美は関大から10年にJ2栃木に加入し、13年から湘南に移籍。J1通算9試合無得点、J2通算69試合2得点。クラブを通じ「自分の特徴を出してサイドを駆け上がりたい」とコメントした。