鹿島の新体制発表が14日、茨城県鹿嶋市のカシマスタジアムで行われ、トップチームのコーチに就任する柳沢敦氏(37)とクラブスタッフに転じた中田浩二氏(35)が出席した。ともに元日本代表で2度のW杯(02年日韓、06年ドイツ大会)に出場。昨季限りで引退し、セカンドキャリアの第1歩を踏み出した。

 8年ぶりの古巣復帰となる柳沢コーチは「素直にうれしいオファーでしたが、同時に大きな責任も感じています。鹿島を再び日本のトップに、そしてアジアのトップに持っていけるよう頑張りたい」。

 中田氏は「クラブ・リレーションズ・オフィサー(CRO)」の肩書でフロント入り。「自分は鹿島でフットボールビジネス、経営について学ぶことが最良と考えました。ステークホルダー(利害関係者)の方々と連携して、いい関係をつくれるようにしたい」と抱負を語った。