日本協会の松崎康弘審判委員長(54)は5日、1日のゼロックススーパー杯鹿島-広島戦で主審を務めた家本政明審判(34)に当面、Jリーグの審判を割り当てない意向を示した。同戦で警告、退場を乱発したことなどを問題視したもの。期間は1カ月以上となるとみられ、今日6日にも発表される。

 同委員長はPKの判断を含め判定についてはおおむね支持。一方で鹿島DF岩政へ「(2枚目の)イエローカードをちゅうちょした」ことが試合をコントロールできなくなった要因と分析した。今後について「プレッシャーに負けないよう指導する。頭を冷やす期間が必要」と当面、試合から外す。同主審は06年9月にも「レフェリングに一貫性がない」と1カ月の研修を命じられており、今回は前回を上回る期間、J各クラブに見える形の国内研修が科される見通しだ。