東北・関東甲信越の第3種登録の強豪中学校チームが参加する、第7回マロニエサッカーフェスティバル(日刊スポーツ新聞社など主催)が27日から3日間、栃木県内で行われる。東北6県からは、10チームが参加。18日から2日間、北東北と南東北に分けて、注目チームを紹介します。

 田名部中は昨秋の県新人戦決勝で、青森山田中を2-1で破り優勝した。青森山田中は昨夏、全国中学サッカーで準優勝。その強豪を破った自信は大きく、竹林伸主将(2年=MF)は今大会も「優勝が目標」と闘志満々だ。

 鳴海博史監督(36)の指導方針は「あくまで学校の部活動で、人間育成が目的」。その上で「勝つことも選手たちの自信、自覚につながるので大事」という。型にはめず、のびのびサッカーがモットー。昨年は高円宮杯(U15)東北大会出場も果たし躍進の年だったが、今年さらに躍進のため今大会は大事なスタートとなる。

 広さ108平方メートル、人工芝の下北克雪ドームで冬も週1回、ボールを使って練習してきた。竹林主将は「パスをしっかり回し、みんな声を掛け合えば負けない」と張り切る。今大会注目のチームだ。【北村宏平】